他責思考が成長を妨げる?|他責思考を改善し、成長につながる自責思考へ転換するための考え方

新入社員期間が終わり、徐々に仕事を任される若手の方は多いと思います。

一方、仕事上でのミスや成果が出ない焦りなど、課題と向き合うことも出てくるでしょう。

問題に対する向き合い方として、他責思考と自責思考という考え方があります。

適切な思考法を持つことは、自分を成長させていくために重要です。

本記事では、他責思考と自責思考を紹介し、成長につながるヒントを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

目次

他責思考と自責思考について

まずはじめに、他責思考と自責思考という言葉について解説します。

他責思考とは

問題が起きた際、他人や環境に責任があるとする考え方のことです。

例えば、仕事でのミスや目標達成できなかった場合に会社の仕組みや体制など、原因を外に求めます。

問題に対して、当事者意識を持ちにくい考え方とも言えます。

自責思考とは

問題が起きた際、自分に責任があるとする考え方です。

仕事でのミスや目標達成できなかった場合に自分自身の行動や計画を振り返り、課題は何かを考え、どのように改善できたかを探ります。

問題に対して、自分ごととして捉えやすくなる考え方です。

他責思考のメリット、デメリット

他責思考についてメリット、デメリットをそれぞれ見ていきましょう。

他責思考のメリット

適切な他責思考を持つことで、周りや環境の改善点を見つけ出すことができます。

問題の原因を外部要因から考え、周囲や組織に足りていない要素に気が付くことができます。

例えば、部材の発注書での入力ミスがあったとします。

ミスの原因には、システムが使いにくい、プロセスが属人化していたなど、個人以外にミスの原因があったのかもしれません。

そのような周囲や仕組み自体の課題に気づくことができる点は、他責思考の長所と言えるでしょう。

他責思考のデメリット

一方、極端な他責思考は、自身の成長を阻害してしまう欠点があります。

責任を全て他者や環境のせいにし、自分に非はないとすることで、自分自身を改善しようと考えなくなるからです。

発注書での入力ミスを例として考えてみましょう。

周囲や仕組み自体を指摘する前に、チェックシートを作ったり、入力作業を簡素化したり、本人が対応できる範囲で改善できることがあるかもしれません。

課題の原因を自分ごとと捉えることで、再発防止策を考え、自身の成長に活かすことができます。

極端な他責思考は、自分自身の成長チャンスを奪うことがありますので、注意が必要です。

自責思考のメリット、デメリット

電車で窓から外を眺める男性

次に、自責思考についてのメリット、デメリットを見ていきます。

自責思考のメリット

自責思考を持つメリットは、より自分を成長させていくことができる点です。

自分に責任があると考えるため、問題に対して当事者意識を持ち、立ち向かうことができます。

課題と向き合い、自分の変えられる範囲で、仕事の仕組みや取り組み方を改善します。

結果として、今後の再発防止につながり、自身の成長につなげていくことができるでしょう。

自責思考のデメリット

過度な自責思考は自分自身のストレスにつながるため、注意が必要です。

原因を自分自身にあると考え、必要以上に責任を感じ取ってしまうことで、自身に大きな負担を与えます。

全て自分の責任と捉え、自身にストレスをかけ続け働いていると、精神的な負担が大きく、休職や病気につながる可能性もあります。

自身のストレス状況を管理し、極端な自責思考に陥らないようにすることは重要です。

他責思考を改善し、成長につなげるための考え方

ここまで他責思考と自責思考に関して紹介してきましたが、極端な他責思考は自身の成長を止めてしまいます。

他責思考を改善し、成長につなげるためにはどのような考え方をしていけば良いでしょうか。

ここでは、成長につなげるための考え方のヒントを紹介します。

愚痴ばかり言う人と距離を取る

一つ目は、他責思考の人と距離を取るという方法です。

人は周りの環境に左右されてしまうことが多いです。

社内には、現状の不満や愚痴ばかりを言う人がいるのではないのでしょうか。

いつの間にか自分自身もそうなってしまい、成長を止めてしまうのは避けたいですよね。

今回のケースですと、以下のような対応が考えられます。

  • 愚痴が多い飲み会や集まりには出席しない
  • 愚痴が多い人とは、最低限のコミュニケーションで済ます

余談ですが、経営コンサルタントの大前研一さんは、著書のなかで自分を変える方法について、下記の通り言及しています。

人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える。この三つの要素でしか人間は変わらない。

引用元: 『時間とムダの科学』/ 大前 研一

まずは、できる範囲から取り組んでみてはいかがでしょうか。

なるべく自責思考で振り返り、次に活かす

次に自責思考で問題を振り返り、今後に活かすという考え方です。

日々の仕事では、どうしても周りや環境のせいにしたくなる場面もあるでしょう。

誰しもミスをしたいわけではなく、問題に直面すると冷静になれないものです。

そのような時は一旦立ち止まり、自分の行動で変えられたことはないか、振り返ってみてはいかがでしょうか。

その際、頭の中にある考えをノートやwordなどに書き出し、言語化しておくことがおすすめです。

そうすると、ミスした際には気づかなかった視点で課題を捉えることができるでしょう。

部材発注書での入力ミスの例で、以下の原因があったとします。

  • 忙しく発注書の確認する時間が足りなかった
  • プロセスが属人化している
  • 発注するシステムで入力箇所が多い

原因に対して、自分の行動で変えられたことはないか振り返ってみます。
そうすることで、次に生かせることもあるでしょう。

  • 忙しく発注書の確認する時間が足りなかった
    →どうすれば確認するための時間を作り出せたか。確認の仕組みを作れないか。
  • プロセスが属人化している
    →詳しい人にプロセスを確認。聞いた内容をマニュアルに落とし込む。
  • 発注するシステムで入力箇所が多い
    →自動入力などで簡略化する。ツールを検討する。

問題が起きた際、相手や周囲のせいにしても何も変わらないことが多いのではないでしょうか。

一旦冷静になり、自分の行動で変えられることはないか、振り返ってみることをオススメします。

尊敬する人の思考や行動を真似する

最後は、自分が尊敬や目標とする人を真似して、行動するというものです。

あれこれ考えるより、先に成功している人のやり方を真似、実践してみることで成長への一歩を踏み出せます。

社内で活躍している先輩はどのような行動をしてますでしょうか。自分に取り込めそうな考え方や仕事術はないでしょうか。

また、社内に尊敬する人がいない場合、本、YouTubeやSNSなどで情報を得るのも良いでしょう!

その中には、問題の原因を自分ごととして捉え、立ち向かっている方もいるのではないでしょうか。

一例として、両学長の動画を紹介します。

両学長は会社経営/投資家/youtuberなど、様々なビジネスをされています。

動画の一つに「原因自分論」という考え方が紹介されています。

”他人は変えられない、変えられるのは自分と未来だけ”ということをベースに、全ての「原因」が自分にあったと認識する方法です。

原因が自分にあると捉えて、問題を客観視し、自分の行動を変えていくことを大事にしています。

動画には多くの事例があり、詳しい考え方を知りたい方は以下を参照してみてください。

引用元: 「第7回 原因自分論で考える【人生論】」/ 両学長 リベラルアーツ大学

自分が尊敬や目標とする人の考え方をインプットして、行動することで、少しずつ成長につながることでしょう。

まとめ

今回の記事では、他責思考と自責思考に関して解説しました。

徐々に仕事にも慣れ、任されることが増えてくると、問題に直面することも多くあるでしょう。

その際、極端な他責思考を持っていると、自身の成長を止めてしまう原因になります。

問題に対して当事者意識を持ち、自分の行動を変える、環境において変えられる点はないかを常に考えることで成長につながります。

もし、身の回りに人のせい、愚痴ばかり言う人がいた場合には、そっと距離をおき、自分自身と向き合う時間を取りましょう。

今回の記事が、働き方のヒントになれば幸いです。

過去の記事でも、成長に関連する記事をアップしておりますので、参考にしてみてください。

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