夢の見つけ方は考え方を変える

好きなことで生きていく

このキャッチフレーズを聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。
そう、YouTubeです!

今の時代、好きを仕事にしている人を多く見かけるようになりました。

お金はもちろん大事だけれど、それよりも“やりがい”“好きかどうか”で職業を選択する人が増えた気がします。

YouTuberをはじめ、インフルエンサーと呼ばれるSNSで何万単位のフォロワーを持つ人達を見ていると羨ましい気持ちの反面、不安になるときもあると思います。

自分はこのままで良いのだろうか…とはいえ、夢と呼べるものが自分にはないし…

この記事では、そんな夢が見つけられないと悩むあなたへ、なぜ夢がなぜ見つからないと悩むのか、夢を見つけるために必要な考え方について解説しています。

少しでも、気付きがあれば幸いです。

目次

夢が見つからないと悩むのは、情報量のせい?

「あなたの夢は?」

この質問をされると身構える方も多いのではないでしょうか。

なかには、答えられずに悩む方も多いと思います。

幼稚園や小学生の頃に「あなたの夢は?」と聞かれれば、沢山の候補が挙がったと思います。

  • プロ野球選手!
  • サッカー選手!
  • ケーキ屋さん!
  • 友達たくさん作ること!

etc…

ちなみに私の幼稚園の頃の将来の夢は、宇宙飛行士でした。

小学生になるとプロ野球選手を目指し、『テニスの王子様』という漫画を読んだことをきっかけにプロテニスプレイヤーを目指す少年に転向し、『焼きたて!!ジャぱん』の影響からパン屋を目指したこともあります。

そんな夢いっぱいの少年だった僕ですが、中学生の卒業文集には【将来の夢:サラリーマン】と書いてました

大人になるにつれ、歳を重ねるにつれ、夢を持ちづらくなります。

その原因の1つは、知識が増えることで夢を叶えるために必要な時間や労力が計算できてしまうことにあると考えています。

インターネットの発達により、自分の立ち位置が嫌でも分かってしまう時代になりました。

自分の限界とも言える天井が、これまでの経験などから何となく見えてしまい、「自分には無理だ」と夢を諦めてしまっている人も多いのではないでしょうか。

夢を持てない、持ちづらいと感じる現代について、情報量が多いと言われてもピンと来ない方に向けて少し詳しく見ていきます。

現代の情報量は、江戸時代1年分

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株式会社圓窓の代表取締役である澤 円氏によると現代の日本人が1日に触れる情報量は、「平安時代の一生分」であり、また「江戸時代の1年分」に匹敵するとのことです。

「よい」とされてきたことに疑問を持とう――澤円氏が語った、変化の激しい世界で生き抜くために必要なマインドセットとは?
 https://edtechzine.jp/article/detail/2751

インターネット社会、情報化社会と言われているけれど、具体的に平安時代の一生分と言われるとびっくりだと思います。

情報が増え、選択肢が増えたのであれば、むしろ夢は見つけやすくなるはず…

ところが、私たちは選択肢が増えると途端に決断が出来なくなるのです。

この心理現象は、ジャムの法則(決定回避の法則)と呼ばれ、選択肢が多すぎると決断がしづらくなると言われています。

多くのことが見えてしまうあまり、どれを選んで良いか分からない…

選んだけれど、もしかしたらあっちの道が正解だったかもしれないと悩むことになるのです。

膨大な情報が手に入るあまり、なかなか決断できず、夢を叶えるために必要な努力量が予想できてしまうため、夢を持てないのではないでしょうか。

裏を返せば、例えばとある夢を叶えるために【平日3時間・休日12時間】という時間をかければ成功すると分かるため、夢を叶えやすくなったというメリットもあります。

ただし、夢に向かって努力しようにも良い情報・悪い情報、面白そうな情報が日々入ってくるため、一つのことを継続することが難しくなったように感じます。

さらには、YouTubeやTikTokなど、いかに人の時間を消費させるかを考えたサービスが増えていることも夢を叶える障害になっていると考えられます。

夢はお金が稼げなくても良い

そもそも夢って何だろう?

一言で表すと「将来実現させたいと思っている事柄」と言えます。

私たちが人から「あなたの夢は何ですか」と聞かれたときに悩むのは、「夢=お金が稼げる」必要があると考えているからではないでしょうか。

小学校に上がるころ、きっと多くの人は「友達100人できるかな?」と考えていたと思います。

友達を100人作る!これも夢と言えるのではないでしょうか。

大人になると周りの評価をつい気にしてしまい、実現できそうでかつお金が稼げる、立派と思われることを言わなければならない圧があるように感じます。

バカにされるよう夢はだめでしょうか。
今の立ち位置からは程遠い夢を目指すのはだめでしょうか。
お金にならない夢は、追う価値ないでしょうか。

決してそんなことはありません!
夢は、あくまで自分のものです。

自分のやりたいこと・なりたい姿を目指してキャリアプランを描くべきです。

夢は変わっても良い

線路 分岐点

夢は、変わって問題ありません。むしろ変わっていくものです。

例えば、プロ野球選手を目指しているとして、プロ野球選手になれたとき、きっと新たに夢を掲げると思います。

メジャーリーグデビューや子供に夢を与える選手になること、歴史に残る偉大な記録を打ち立てることなど、色んな形があると思います。

夢は、時として目標に変わります。

もう1つ例を挙げましょう。

【将来の夢は、医者になること】

この場合、まずはじめに医者になるための条件を調べると思います。

そして次に、医大に入学するために高校から帰宅したら勉強を5時間行うといった目標を定めます。(通常もっと細かい目標を立てると思いますが今回は省略します)

そしてふと、医者を目指す理由を考えます。

  • 親が癌で苦しんだため、がん患者を1人でも多く救いたい
  • 小さい頃貧しかったため、お金をとにかく稼いで選択肢のある生活を送りたい

これは、どちらも夢と言えます。
このように夢が具体化したとき、夢は目標に変わることがあります。

「がん患者を1人でも多く救いたい」を夢とした場合、叶えるための手段の1つとして医者があり、医者になることが目標になりますよね。

このように夢は、日々変わっていくものなのです。

はじめから、自分の将来像(ありたい姿)を明確に描ける人はいません。

「お金持ちになる」がスタートでも良いと思います。

これに対して「なぜお金持ちになりたいのか」深堀していくと、次第にこう考えるようになった背景が明確になり、具体的な将来像を描けるようになります。

そして、この考えることは1回では終わりません。

何度も何度も気が付いたときに考えて、どんどんブラッシュアップしていく必要があります。

小さい頃は皆主人公だった

可能性 無限大

物心つき始めたころ、何でも出来ると思っていた時期はありませんか?

自分中心に世界は回っていて、何者にでもなれると思っていた時期…

それが次第に、小学生・中学生と歳を重ねるにつれて自分の限界を知り、自分自身で選択肢を狭めている人が多いように感じます。

これにはきっと、失敗や挫折などの経験が大きいと思います。

  • 徒競走で負けた
  • ドッジボールで負けた(自分より球を速く投げる子がいる)
  • 演劇のやりたい役にクラスで人気の子が立候補したから自分は違う役に立候補した

小学生での出来事をイメージしてみましたが、受験や部活何でもOKです。

私たちは、意識せずともこうした1つ1つの積み重ねで自分の立ち振る舞いを決めてしまっています。

本当は●●したいと思っているのに

あの人の方が相応しいからと身を一歩引いていませんか。

夢について本当はこうなりたいというのがあるのに人前では「夢、無いんだよね」と言っていませんか?

夢の見つけ方の第一歩は、自分の気持ちに正直になることです。

そして、文中にも記載したとおり、そんなに重く考えなくても大丈夫です。

夢は、一生をかけて探していくものです。

いまいま、人に言える立派なものでなくても良いので、まずはざっくりと本音で夢を定義してみて、そこから夢について考えていきましょう。

4件のコメント

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