キャリアプランの描き方に悩むあなたへ!描き方はたったの2つ

キャリアプラン」という言葉を聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?

人によって表現方法は様々かと思いますが、私が考えるキャリアプランとは、「自分の将来像(ありたい姿)を明確にし、それを実現するために作成する具体的な行動計画」です。

厚生労働省が定める「キャリアプラン」の定義は、以下となっています。

キャリア・プランとは3年後、5年後、10年後、さらに生涯といったスパンで仕事に関する目標を設定し、そこに至るにはどのようなキャリアを積み上げていくかを考えた計画のことです。

引用元:厚生労働省 転職活動の際にキャリア・プランを上手にアピールする方法

今回は、そんなキャリアプランの描き方について記事にまとめています。

目次

キャリアプランの描き方は大きく2つ

「やりたいことが見つからない」という声をよく耳にします。

周りから「将来何がやりたいの?」と言われるけれど思いつかない…

現代は、VUCA時代とも呼ばれており、将来の見通しが立ちづらく、キャリアプランが描けないのは当然とも言えます。
※VUCA:グローバル化やIT技術の進歩により現代の経営環境や個人のキャリアを取り巻く環境の急激な変化により予測不能な情勢を示す用語(Volatility:変動性 Uncertainty:不確実性 Complexity:複雑性 Ambiguity:曖昧性 )

やりたいことがなくてこのままで良いのか…と悩む方も多いですが、安心してください!!

キャリアプランは、人生を通して時間をかけて決めていくものですので、自己分析を行いながら少しづつ自身のキャリアプランを考えていけば良いのです。

今回は、キャリアプランの描き方に悩むあなたへ、キャリアプランを考えるコツを2つ紹介します。

登山型キャリアでキャリアプランを考える

登頂に成功した女性

「医者になって多くの人を救う」

このようにはっきりした将来像がある場合には、キャリアプランの描き方もイメージしやすいですよね。

まずは、医者になる必要があるので、その医者になるための条件を調べる必要があります。

  1. 高校を卒業し、医学部へ進学する
  2. 医学部で6年学び、国家試験に合格する
  3. 臨床研修医として2年以上経験を積む
  4. 晴れて医師として活動を開始できる

次に、将来像である「多くの人を救う」が漠然としているため、より具体化しましょう。

例えば、「風邪になった人を多く治すこと」があなたの考える救うなのか?それとも「重い病気の人を治すこと」が救うということなのか?

他にも、「病気になることを未然に防ぐこと」も救うという意味になるかもしれません。

また、救おうとしている相手は子供でしょうか?大人でしょうか、それとも誰でも良いのでしょうか…

このように深堀りをすると考えることは、まだまだありそうです。

「そんなの急に言われても思い浮かばない…」

そんな時には、医者になって多くの人を救うと考えるようになったきっかけを考えましょう。

例えば、下記の経験がきっかけだとしたらどうでしょうか。

「小さい頃に自分が事故に遭い、病院で一命を取り留めたため、自分も同じように1人でも多くの人の命を救いたい!」

この理由が医者を目指すきっかけである場合、おそらく小児科や皮膚科を目指すことは、目指す将来像とズレがあるかもしれません。

シンプルに考えると、救急医や外科医の方がイメージしやすいですね。

このように目指したい将来像がはっきりしている場合には、そこに至るまでの過程を考え、どのように目指すかを突きつめて考えていけば問題ありません。

トレッキング型キャリアで、道中を楽しみつつキャリアプランを描く

トレッキングする2人

登山型キャリアの考え方は、多くの人が憧れるキャリアプランの描き方かもしれません。

目指したい将来像が決まっていて、ひたむきにそこに向かって努力している姿は美しいですよね。

ただ、皆が具体的な目指したい将来像を持っているわけではありません。むしろ、その目指したい姿が無いために悩んでいる方も多いと思います。

そんな方は、トレッキング型のキャリアプランの描き方がおすすめです。
※トレッキング:山歩きのこと。登頂を目指す登山とは異なり、山の中を歩くことを目的としている言葉

会社での様々な部署を経験、時には転職を行い、能力・経験を身につけ、キャリアを作っていく描き方です。

トレッキングのように、山歩き中にたまたま見つけた滝や池にたたずんだり、道端に咲く花や木々を観察しながら進んでいく姿と同じ考え方をします。

トレッキングを続けることで、その山のことが次第に分かってきて最初は見えなかったものが見えるようになるときがあります。

例えば、コンサルティング会社に入社し、様々な仕事を経験する中でコンサルティング業界のことに詳しくなりますよね。

また、クライアント企業の要望に応えるべく業界研究を行うことで、その業界についても知識がつきます。

すると、自分の興味のある分野(登りたい山)が次第に分かってきて、挑戦したいなと思える時がやってくるかもしれない…そんな考え方です。

将来像の描き方が分からず悩んでいる方は、下記記事もとても参考になりますのでぜひ読んでみてください。

先が読めない不確実な時代に、ビジョンを持つことよりも大切なこと-Xiコンパス

まとめ

登山型キャリアと”トレッキング型キャリア”、それぞれのキャリアプランの描き方について優劣はありません。

将来像が明確で、そこに向かって努力していたは良いものの途中で変わることもあると思います。

また、トレッキングを通して、登りたい山が見つかり、登山型のキャリアプランを描くことになるかもしれません。

大切なことは、山の中での活動をとおして、山自体(=働くこと)を楽しいでいるか、豊かな体験を実感できているかです。

特にこれがやりたい、何になりたい、目指すべきことが見つからないときは、今自分の興味があるもの、自分のできることについてじっくり考えてみるのも良いでしょう。

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